2019年04月17日
本学は、槇野ビジョンのもと国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を大学の柱のひとつに置き、全学を挙げて取り組んでいます。今回、横井篤文副学長(特命(海外戦略)担当)が、元参議院議員で元環境庁長官を務めた広中和歌子氏が会長を務める公益社団法人環境生活文化機構の季刊誌「ELCO RADAR」(第78号)において、「動き出したSDGs」と題して広中氏と対談しました。
対談では、SDGsに至る歴史的経緯やその誕生の背景と日本の活躍などについて触れ、横井副学長はこれらの取り組みを背景に、今後の展望として地方創生の中で「ウェルビーイング(well-being)」がキーワードになるとしました。2000年以降に成人を迎えた世代(ミレニアル世代)、さらに次の世代(Z世代)の若者らは社会貢献への関心が高く、「社会のために何かしたい」という思いが大変強い中で、環境や社会も含めたさまざまな角度から肉体的、精神的、社会的、経済的など、総合的に幸せな状態を目指すべきという考え方「ウェルビーイング」が核になると考察。地方都市や起業がその拠点となり、健康や豊かさ、社会のためにもう一度リデザインしてビジョンを新たに立て直し、SDGs を経営に取り込んでみてはどうかと力強く述べました。
本学では引き続き教育・研究・社会貢献の面において、全学を挙げてSDGsを推進し、多様なステークホルダーとさらなる連携を深めていきます。さらにこれまで培ってきた岡山大学ならびに岡山の地での特色ある取り組みを継続しつつ、その取り組みをSDGsの169のターゲットベースでクリアーできるようにアカデミアの旗手として強力かつ、着実に推進していきます。
【本件問い合わせ先】
副学長(特命(海外戦略)担当)・上級UGA 横井篤文
TEL:086-251-8326
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。