2022年03月04日
急速に緊迫している国際情勢について、岡山大学を代表して、深刻な懸念を表し、SDGs推進を掲げる大学として、いかなる理由があっても、人道上の危機をもたらす戦争には断固として反対であることを、改めて表明します。
岡山大学はアジアで唯一の「持続可能な開発のための教育(ESD)」を推進するユネスコ(国際連合教育科学文化機関)チェアとして、国連機関をはじめとする多様なステークホルダーと共にその活動を地域から世界へ向けて先導してきました。わたしたちは、戦争の惨害から将来の世代を救う「国連憲章」の遵守を再確認し、将来の世代と現在の世代の幸福が両立できる「持続可能な開発のためのアジェンダ2030」の精神を尊重して、「恐怖及び暴力からも自由であり、平和的、公正かつ包摂的な社会」のための早期の平和的解決を強く望みます。
本学は、今後の事態を注視しつつ、関係の方々に寄り添い、種々のサポートなどを準備して参ります。
令和4年3月4日
岡山大学長 槇野 博史