横井篤文上席副学長・ユネスコチェアホルダーが第77回国連総会(UNGA)で開催された「国連教育変革サミット」に出席

2022年10月06日

 9月16日、17日、19日の3日間、「国連教育変革サミット」がニューヨークの国連本部で開催され、本学から横井篤文上席副学長(特命(グローバル・エンゲージメント戦略)担当)・ユネスコチェアホルダーが現地にて出席しました。本サミットは、アントニオ・グテーレス国連事務総長が2021年に公表した「私たちの共通のアジェンダ(Our Common Agenda)」での提案の一環として第77回国連総会(場所:国連本部、米ニューヨーク)の会期中にグテーレス国連事務総長の招集によりハイブリット形式で開催されるものです。現地では世界中から教育大臣及び副大臣をはじめ、国連、国際機関、政府、大学、企業、非営利団体の関係者及び若者らが集まりました。
 本会議は、教育を世界的な政治アジェンダのトップに据え、2030年までに教育の変革を進めるために、パンデミックによる学習の損失を回復するための行動や連帯および解決策などを総動員し、国内および世界的な教育の取り組みを再び活性化させることを主な目的としています。横井上席副学長は、16日の「動員の日(Mobilization Day)」と17日の「解決策の日(Solutions Day)」に招待参加しました。「動員の日」は、全てのイベントを若者が主体となって実施するもので、教育の課題と変革に対する世界中の若者たちの意見を意思決定者や政策立案者に提言する役割を果たす機会となっています。これらは「ユース宣言(Youth Declaration)」としてとりまとめられ、ユネスコが創設した世界ユースのネットワーク「SDG4Youth Network」の代表の1人でもあるソフィア・ベルムデズ(Sofía Bermúdez)さんらからグテーレス国連事務総長に手渡されました。「解決策の日」は、解決策に焦点をあてて、教育変革に貢献する取り組みのプラットフォームとなるよう企画されています。オープニングでは持続可能な開発に関する世界的権威である米コロンビア大学のジェフリー・サックス教授が登壇し、続いてテーマ別のアクション・トラックに分けられてセッションが開催されました。
 横井上席副学長はユース宣言書を手渡したベルムデズさんとの交流をはじめ、日本政府が共催するセッションでモデレーターを務めたユネスコ/日本ESD賞(UNESCO-Japan Prize on Education for Sustainable Development)審査委員長(Chair of the Jurors)でブルキナファソのアブゼ・ジグマ妃殿下(HRH Princess Abze Djigma)、米コロンビア大学のサックス教授、第8代国連事務総長の潘基文氏が創設した潘基文センター(Ban Ki-moon Centre: BKMC)CEOのモニカ・フローラ―氏(Monika Froehler)らを始めとする世界各国の代表参加者たちと会談し、本学のグローバル・エンゲージメントにかかる戦略や取組及び連携の強化について積極的に意見交換をしました。
 本学は「地域から地球へ」貢献する大学として、多様なステークホルダーの皆様と共にサステナビリティとウェルビーイングを推進してまいります。

<参考>
国連教育変革サミット[New window]

本件問合せ先:
グローバル・エンゲージメント・オフィス
TEL:086-251-8326(国際部国際企画課)

グテーレス国連事務総長へユース代表がユース宣言を提出

グテーレス国連事務総長へユース代表がユース宣言を提出

ユース宣言を提出したベルムデズさん(中央)と横井上席副学長の記念撮影

ユース宣言を提出したベルムデズさん(中央)と横井上席副学長の記念撮影

日本政府共催セッションのモデレーター・ジグマ妃殿下と横井上席副学長の記念撮影

日本政府共催セッションのモデレーター・ジグマ妃殿下と横井上席副学長の記念撮影

潘基文センター・フローラCEO(中央)らと横井上席副学長の記念撮影

潘基文センター・フローラCEO(中央)らと横井上席副学長の記念撮影

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