2022年11月18日
本学が推進するSDGs及びパリ協定の達成を視野に、ユース・エンゲージメント(youth engagement)の取り組みを加速させる国際動向の進展や、国連の新たな組織「国連ユースオフィス(UN Youth Office)」の設置が第76回国連総会本会議で9月8日に採択されたことを受けて、10月13日〜14日に、横井篤文上席副学長・ユネスコチェアホルダーら本学グローバル・エンゲージメント・オフィスの関係者が、英国内トップレベルの大学のひとつであるバース大学(University of Bath)を訪問しました。
今回の訪問は、本学と同じく、世界最大級の次世代リーダー・グローバルサミット「One Young World(OYW)」のパートナー機関であるバース大学と大学間連携の構築へ向けた会合として実施しました。
初日に、横井上席副学長らがバース大学人文社会科学部(Faculty of Humanities and Social Sciences)を訪問。同学部のLouise Brown副学部長(Associate Dean)・教授、Emily Richardsビジネス・エンゲージメント・マネージャー(Business Engagement Manager)、兼バース大学OYW代表パートナー(OYW Delegate Partner)らを始め、多くの大学関係者と積極的な意見交換が行われました。その中で、バース大学は英国大学ランキング「The Guardian University Guide 2023」にて国内第7位にランクインしており、さらに学生交流や学生活動のサポートを積極的に行なっていることが評価され、「The Times and The Sunday Times Good University Guide 2023」の「University of the Year」を受賞しているなど、英国内でもトップレベルの総合大学であることが紹介されました。また、それを受けて、横井上席副学長が本学のグローバル・エンゲージメントの戦略や取り組みを紹介。「持続可能な開発のための教育(ESD: Education for Sustainable Development)」を世界の拠点地域の一つとして推進していることを始め、国立大学として唯一「第一回ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞していることや、最近では国連機関との連携を強化し、国連貿易開発会議(UNCTAD)や国連平和大学(UPEACE)・地球憲章国際本部(Earth Charter International: ECI)らと協働し、途上国からの若手女性研究者や次世代リーダーシップの育成をグローバルの高いレベルで推進していることなど取り上げました。これらを踏まえて、今後はOYWのパートナー機関として、両大学でOYWにおける大学間連携を強化していくことで基本合意しました。
その後、バース大学ビジネススクールを訪問(School of Management)。同大学のRajani Naidooコミュニティ・インクルージョン担当副学長(Vice President, Community and Inclusion)・教授、兼ユネスコチェアホルダーと会談し、両大学のユネスコチェアやOYWなどを最大限に活用しながら、人類と地球の幸福(human and planetary wellbeing of all)のための教育・研究交流をさらに進めていくことで基本合意しました。
また、在英国日本国大使館を訪問し、林肇特命全権大使と会談。英国の歴史や政治、文化などを日本と比較しながら幅広く紹介いただき、また外交官としての経験を踏まえて世界の中での日本の立ち位置を指摘の上、大学の役割や人材育成等について多くの意見をいただくとともに、本学とバース大学の連携についても深い理解とアドバイスをいただきました。
【本件問合せ先】
グローバル・エンゲージメント・オフィス
TEL:086-251-8326(国際部 国際企画課)