「途上国からの若手研究者の博士課程学位プログラム」第1期生のウグー・チゴジーさんが博士号を取得! 修了証書授与式をUNCTADと共催

 本学は9月26日、「途上国からの若手研究者のための博士課程学位取得プログラム」第1期生のウグー・チゴジーさん(ナイジェリア出身)の修了証書授与式を挙行しました。同プログラムは、国連貿易開発会議(UNCTAD)との包括協定に基づき2020年より実施しているもので、授与式はUNCTADと共同で、スイスのジュネーブにあるUNCTAD本部とオンラインで接続し、ハイブリッド形式で開催しました。
 授与式では、那須保友学長からウグーさんに修了証書を手渡しました。また、オンラインで参加したアンヘル・ゴンザレス・サンスUNCTADテクノロジー・ロジスティクス局イノベーション・知識開発部長の祝辞に続き、シャミカ・シリマンUNCTADテクノロジー・ロジスティックス局長がビデオメッセージで門出を祝いました。
 ウグーさんは3年間、大学院環境生命科学研究科(現大学院環境生命自然科学研究科)にて指導教員である永禮英明教授(水質衛生学研究室)のもと、食糧生産による環境への影響を軽減すると同時に、経済的に持続可能な廃水処理システムを構築することを目的とした研究を行ってきました。ウグーさんは本学での3年間を振り返りながら、「このプログラムで学んできたことを活かして、母国ナイジェリアの水処理問題の解決に取り組んでいきたい」と決意を力強く表明しました。
 本学は今後も、STI for SDGsを実施運営する国連の中枢機関であるUNCTADとの連携を強化し、STI for SDGsの人材育成の取り組みを岡山から世界へ推進し、国内外に発信していきます。

◯国連貿易開発会議(UNCTAD)
 1964年に設立。ジュネーブに所在する、貿易と開発、金融、投資、技術、持続可能な開発の関連問題に総合的に対応する国連の中心的な機関です。途上国の貿易、投資、開発の機会を最大化し、グローバリゼーションから生じる問題に直面する途上国を支援し、対等な立場で世界経済へ統合することを目的としています。

【本件問い合わせ先】
グローバル・エンゲージメント・オフィス
TEL: 086-251-8326(国際部国際企画課)

修了証書を授与する那須学長(左)とチゴジーさん(右)

修了証書を授与する那須学長(左)とチゴジーさん(右)

あいさつをするUNCTADシリマン局長

あいさつをするUNCTADシリマン局長

記念撮影

記念撮影

左から鶴田健二研究科長、ウグーさん、永禮教授

左から鶴田健二研究科長、ウグーさん、永禮教授

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