2022年7月28 日
2022年4月に、岡山大学ユネスコチェアの副チェアである牛窓臨海実験所の坂本所長は、Nature出版のScientific Reports初の海洋関連特集Aquacultureのエディターに選ばれました。エディターは、欧米豪亜の機関から4名で構成されています。坂本所長は、多様な水生生物だけでなく、メダカやネズミ等のモデル動物など、動物の恒常性メカニズムを主な研究テーマとしており、2016年からScientific ReportsのEditorial Board Memberに就任しています。この特集では、今後の世界の食糧安全保障を確保するための重要な役割を果たす水産の新たな展開、持続可能な取組、気候変動の影響を緩和するための戦略などが取り上げられます。
岡山大学理学部附属牛窓臨海実験所(UMI)は、SDG14(海の豊かさを守ろう)の達成並びに国連の「持続可能な開発のための海洋科学の10年」に向けた取組を推進しています。
UMIは、文部科学省が認定する全国教育関係共同利用拠点:多様な生物・戦略による研究直結型教育のグローバル共同利用拠点として、環境DNAによる生息生物の効率的モニターやTara JAMBIO マイクロプラスチック共同調査を含め、日本の海洋生物学の強化と国内外の学際的なネットワーク形成をすすめています。
<参考>
Scientific Reports: https://www.nature.com/collections/hjfiidffbe/guest-editors
教育関係共同利用拠点: https://globalengagementoffice.okayama-u.ac.jp/news/1116/