UNCTAD短期プログラム若手女性研究者が那須学長を訪問

2023年11月08日

 10月26日、本学と国連貿易開発会議(UNCTAD)が共同で運営する2023年度「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース:Young Female Scientist Programme in Japan」により、若手女性研究者が来日し、那須保友学長を表敬訪問しました。表敬訪問には、横井篤文副学長(グローバル・エンゲージメント担当)、鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)らが同席。若手女性研究者から自身の経歴や本学で実施予定の研究内容などが紹介されました。
 同プログラムでは、アフリカ・ASEANからの若手女性研究者を受入れており、今回渡日したフィリピン大学マニラ校准教授のMaria Llaine J. Callantaさんは、昨年度、同校より同プログラムへ参加した若手女性研究者からの紹介が契機となり、同プログラムへ応募しました。Callantaさんは約3 週間の滞在中に岡山大学病院心臓血管外科の小林助教の指導のもと、研究を進める予定です。
 同日、若手女性研究者は日本文化体験として、岡山後楽園及び岡山城を訪問。お抹茶体験を通じ、日本の文化に触れ、岡山の歴史についても学びました。
 本学とUNCTADは、2020年1月に、SDGs(持続可能な開発目標)達成のための科学技術イノベーション(STI for SDGs)の人材育成に向けて、大学としては世界初となる包括連携協定を締結。本協定に基づき、「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース:Young Female Scientist Programme in Japan」として、UNCTAD加盟国におけるアフリカ及びASEAN諸国の途上国の若手女性研究者を対象に、2週間から1か月程度の短期の共同研究・研修を行っています。新型コロナウイルス感染症の影響で第1期7人はオンラインでの実施となりましたが、第2期となる2022年度は、13人(南アフリカ8人、ガンビア2人、エジプト、タンザニア、フィリピン各1人)が渡日し、本学で研究活動を行いました。
 本学は今後も、STI for SDG を実施運営する国連の中枢機関のUNCTADと連携を強化し、STI for SDGsの人材育成の取り組みを岡山から世界へ推進し、国内外に積極的に発信していきます。

○国連貿易開発会議(UNCTAD)
1964年に設立。ジュネーブに所在する、貿易と開発、金融、投資、技術、持続可能な開発の関連問題に総合的に対応する国連の中心的な機関です。途上国の貿易、投資、開発の機会を最大化し、グローバリゼーションから生じる問題に直面する途上国を支援し、対等な立場で世界経済へ統合することを目的としています。

【本件問い合わせ先】
国際部国際企画課
TEL:086-251-7036

集合写真

集合写真

自身の研究について語る若手女性研究者

自身の研究について語る若手女性研究者

若手女性研究者と記念撮影する那須学長(左)

若手女性研究者と記念撮影する那須学長(左)

後楽園での文化体験の様子

後楽園での文化体験の様子

ページトップへ戻る