1月9~11日、インドの環境教育を担う政府系機関であるインド環境教育センター(Centre for Environment Education: CEE)の創立40周年を記念して、インド政府並びに国連環境計画(UNEP)やユネスコ(UNESCO)をはじめとする国連機関らの協力のもと、アーメダバード(インド)にあるCEE本部で国際会議が開催され、横井篤文副学長(グローバル・エンゲージメント担当)・ユネスコチェアホルダーが招聘参加しました。
横井副学長はオープニングセッションに登壇。セッションには「持続可能な開発(sustainable development)」及び「持続可能性(sustainability)」の言葉と概念を世界的に広めた先駆者の1人として知られ、元国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature and Natural Resources: IUCN)会長を務めたCEE会長のアショーク・コシュラー(Shri Ashok Khosla)氏や、インド独立の父ガンジーを支えた名家サラバイ家当主でもあり国連平和大学にある地球憲章国際本部(Earth Charter International: ECI)前会長を務めたCEE代表カルティケヤ・V・サラバイ(Kartikeya V. Sarabhai)氏をはじめ、持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development: ESD)において世界的権威であるカナダ・ヨーク大学のチャールズ・ホプキンス(Charles A. Hopkins)ユネスコチェアホルダーなど環境教育にかかる世界的な賢人らが招聘され、CEE40周年の祝辞とスピーチがなされました。さらに、横井副学長は特別セッション「高等教育機関における持続可能性の文化の導入(Bringing a Culture of Sustainability in the Higher Education Institutions)」でも登壇し、CEEが人類と地球の共存のために多国間主義のもと多世代連帯を通して環境教育を世界的に先導してきた意義を強調しました。その後の質疑応答でも登壇者ならびに参加者らと活発な意見交換を行いました。
横井副学長は、サラバイ氏とともにECIカウンシルメンバーとしてESDを踏まえた人類と地球全体のウェルビーイングを推進しています。今後はCEEと本学の連携をさらに推し進め、本学が掲げるビジョン「地域と地球のありたい未来の共創」に向けて、マルチステークホルダーかつ多世代連帯で研究・教育・社会貢献の取り組みを加速させていきます。
【本件問い合わせ先】
グローバル・エンゲージメント・オフィス
TEL: 086-251-8326(国際部国際企画課)
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オープニングスピーチをする横井副学長
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(左から)コシュラー氏、サラバイ氏、横井副学長
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スポンサーボード前にて
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オープニングセレモニーでの様子(左、コシュラー氏)