横井篤文副学長がMITサステナビリティオフィスの招聘客員教員として日本初の選抜! 本学および国連大学SDG大学連携プラットフォームにおける日本のサステナブルキャンパスの取り組みを紹介

2月10~14日、横井篤文副学長・ユネスコチェアホルダーが米国マサチューセッツ工科大学(MIT)サステナビリティオフィス(MIT Office of Sustainability: MITOS)の招聘客員教員(Visiting Scholar)として日本人で初めて選抜され、MITOSに滞在しました。
 MITは全学でサステナビリティの取り組みの推進を大学経営の重要な戦略として位置づけており、財務担当理事・副学長のもとにMITOSを設置し、ディレクターをはじめ、研究、技術職およびデーターサイエンティストや広報等の専門職を含む教職員9人を擁する室で組織されています。その範囲は、大学の運営から、研究・教育・社会の3つのミッションに至るまでサステナビリティが統合されており、さらにキャンパス全体をサステナビリティ研究の社会実装の実証実験用環境(Campus as a Test Bed)として活用している点で、大学のサステナビリティ経営とサステナブルキャンパスにおいて世界でも先導的な大学として知られています。
 MITOSは大学の上記分野に貢献する世界の学者や実務家等を選抜して招聘する「高等教育における気候行動とサステナビリティの拡充プログラム(Scaling Climate Action & Sustainability in Higher Education Program)」を昨年に創設。世界から優秀な数名の招聘客員教員や実務家を受け入れることで、サステナビリティの戦略的な実施計画の深化発展と気候行動の更なる推進および世界規模での連携強化ができるとしています。
 横井副学長は、MITOS創設者兼ディレクターのジュリー・ニューマンの推薦および審査を経て、このたび日本初の客員教員としてMITOSへ招聘されました。本学の全学的なSDGs経営とその取り組みはもとより、国連大学SDG大学連携プラットフォーム(SDG-UP)サステナブルキャンパス分科会の座長として日本の大学におけるサステナブルキャンパスの取り組みを積極的に紹介し、MITOSの全メンバーと意見交換しました。さらに、ニューマン氏との1対1の会議をはじめ、MIT気候・サステナビリティコンソーシアム(MIT Climate & Sustainability Consortium)エグゼクティブ・ディレクターのジェレミー・グレゴリー氏との意見交換などを踏まえて、横井副学長はMITOSのサステナビリティ経営およびサステナブルキャンパスにかかる取り組みについてレビューや提案および今後のアクションなどについて具体的に提示し、本学やSDG-UPとの連携も見据えた活発なディスカッションを行いました。
 さらに滞在中の13日には、ワシントンD.C.にある1948年に設立された米国の非営利団体で、世界最大規模を誇る国際教育交流団体であるNAFSA(Association of International Educators)を訪問。タチアナ・V・マクリフ副理事(リーダーシップ・専門職能力開発支援担当)と面会し、国連およびユネスコが提言している人類と地球の共存のための高等教育の変革とその教育の未来について意見交換しました。また、持続可能な開発のための教育(ESD)分野では世界有数のユネスコチェアを有する本学との今後の連携についても具体的に議論しました。
 本学は今後もサステナブルキャンパスおよびユネスコチェアを通じた高等教育機関との連携を通じて、地域と地球のありたい未来を共創する大学として、多様なステークホルダーの皆さまとともに地球全体のウェルビーイングを推進していきます。

<関連のウェブサイト>
マサチューセッツ工科大学サステナビリティオフィス(MITOS)[New window]
NAFSA(Association of International Educators)[New window]

【本件問い合わせ先】
グローバル・エンゲージメント・オフィス
TEL:086-251-8326(国際部国際企画課)

1.MITOS創設者兼ディレクターのジュリー・ニューマン(右)

1.MITOS創設者兼ディレクターのジュリー・ニューマン(右)

2.MITOSオフィス内部

2.MITOSオフィス内部

3.MITキャンパス風景

3.MITキャンパス風景

4.NAFSAにて

4.NAFSAにて

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