2018年06月18日
国連が全世界と進める「持続可能な開発目標」(SDGs)と科学技術との関係を討議する「第3回STIフォーラム」※1が6月5~6日に国連本部(アメリカ・ニューヨーク)で開催され、本学の横井篤文副理事・上級UGAが参加しました。
本フォーラムでは、わが国の星野俊也国連日本政府代表部大使が日本として初の共同議長を務めました。横井副理事はステークホルダー枠として参加。同枠での参加はわが国の大学としては初めてのことであり、今回の参加も唯一となりました。フォーラムで話し合われる科学技術イノベーションをSDGs達成に活かしていく方法や、その方策を可視化する工程表(STIロードマップ)の策定意義などについて白熱した討議が行われ、横井副理事も世界各国から集まった約1000人の関係者らと意見交換を積極的に行いました。また横井副理事は、星野大使・国連STIフォーラム共同議長と会談し、本学のこれまでのESDの実績と「槇野ビジョン:しなやかに超えていく『実りの学都』へ」を踏まえた、大学と地域が緊密に連携したSDGsの推進について精力的に話し合いました。各国連加盟国の代表者らにも本学が全学レベルでSDGsを推進し、日本政府から「第1回ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞していることなどについても紹介。本学のSDGsにかかるリーディング大学としての国際的プレゼンスを高めました。
横井副理事は今回のフォーラム参加について「SDGsにおける日本の世界的プレゼンスの高さを実感した。その意味で、岡山大学と岡山地域が一体となってSDGsにおける先進的な拠点地域として発展することは、世界のモデルにも成り得るという点で意義が大きい」とコメント。本学では、今後もSDGsの取り組み活性化とSTI for SDGs※2の具体的成果を数多く地域と世界に創出し、社会課題解決につなげていきます。
※1 STI
Science(科学)、Technology(技術)、Innovation(イノベーション)の頭文字を取ったもの。「科学技術イノベーション」を意味します。
※2 STI for SDGs
SDGsの取り組み・達成に向けてのSTI(科学技術イノベーション)を意味します。
<参考>
「第3回STIフォーラム(結果)」(外務省ホームページ)
岡山大学SDGs専用WEBページ「岡山大学×SDGs」はこちら
【本件問い合わせ先】
グローバル・パートナーズ 副理事・上級UGA 横井篤文
TEL:086-251-8326
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横井副理事と星野国連STIフォーラム共同議長(右)
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約1000人が参加し、意見交換した第3回国連STIフォーラム
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各対話イベントの様子
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国連STIフォーラムの会場となった国連本部(ニューヨーク)
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岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。