2018年09月26日
国連が全世界と進める「持続可能な開発目標」(SDGs)を枠組として、国連教育科学文化機関(ユネスコ)とさまざまなパートナーとの協力のあり方を議論する「第1回ユネスコ・パートナーズ・フォーラム」が9月11~12日にユネスコ本部(パリ)で開催され、本学の横井篤文副学長(海外戦略担当)が参加しました。
本フォーラムの開会のあいさつでは、オードレ・アズレ(Audrey Azoulay)ユネスコ事務局長をはじめ、アントニオ・マヌエル・デ・オリヴェイラ・グテーレス(António Manuel de Oliveira Guterres)国際連合事務総長のメッセージを送ったほか、ユネスコの主要な公的・民間パートナーのリーダーなどがスピーチ。横井副学長はユネスコ本部からの招待により本学の代表として参加し、フォーラムで、ユネスコの役割を理解し、SDGs達成に向けた既存のドナーやパートナーとの関係強化について、世界各国からの政府、開発機関、国際機関、大学、民間企業、地方自治体等の参加者と議論。新たなパートナーの開拓に向けての、ネットワーキングイベントにも参加しました。
また、横井副学長は、持続可能な開発のための教育(ESD)の世界的権威であるカナダ・ヨーク大学ユネスコチェアホルダーのチャールズ・ホプキンス(Charles Hopkins)教授をはじめ、スー・ヒャン・チョイ(Soo-Hyang Choi)ユネスコ教育局指導・学習・教育内容担当部長、アレクサンダー・ライヒト(Alexander Leicht)ユネスコ教育局ESD課長や、その他多くのユネスコ本部の高官らと会談。本学のこれまでのESDの実績と「槇野ビジョン:しなやかに超えていく『実りの学都』へ」を踏まえた大学と地域が緊密に連携したSDGsの推進、ならびに、日本政府から「第1回ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞していることなどについても紹介しました。また、今後のユネスコとの更なる関係強化についても意見交換を積極的に行いました。
横井副学長は今回のフォーラム参加について「SDGs達成に向けて、教育、科学、文化、情報・コミュニケーションなどの分野を統合的に捉えて、平和と持続可能な発展を進めるユネスコの存在意義を改めて確認できた。その上で、世界の国と地域からの多様なパートナーシップが重要だ。本学もユネスコチェアとして、相互利益のある強固なパートナーシップの構築に努め、世界でのプレゼンスを向上させたい」とコメント。今後の本学におけるSDGsの取組活性化とその具体的成果を数多く地域と世界に発信し、社会課題解決につなげていきます。
【本件問い合わせ先】
副学長(海外戦略担当)・上級UGA 横井篤文
TEL:086-251-8326
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。